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茨城県立水戸農業高等学校 農業研究部です。

通称 のうけんぶ(NKB)です!!

農業を通じて、地域の皆さんを元気にするプロジェクト活動をしています。

私たちについて
about us

私たちのつくる未来のカタチ
はじめまして!!
私たちは、茨城県立水戸農業高等学校「農業研究部」です。通称 のうけんぶ(NKB)です!

農業高校に所属する私たちは、自分たちが栽培した生産物(作物や野菜など)の加工や販売する活動を通じて、地域のみなさんを元気にするプロジェクトに取り組んでいます。
SDGsの観点から「食品ロス」をなくすための循環型のビジネスを提案し、私たちにしかできない新しい未来のカタチの創造を目指しています。

活動記録
activity

私たちの活動の軌跡はこちらからご覧ください。

商品情報
information

ストロベリー生パスタ
かわいらしいパッケージが印象的なストロベリー生パスタ。
使用しているイチゴは鉾田市「梅原農園」さんの規格外のイチゴを使用しています。
捨てられてしまうイチゴを丁寧にペーストにして、パスタに練りこみました。
パスタの製作はひたちなか市の「パスタイオ・ジェノヴァ」さんに、特別に作っていただいています。
袋を開けると、イチゴの華やかで、甘くて、幸せな香りがひろがります。
この香りが最大の特徴です。

新着情報

2022.04.23 サイトを公開しました!!よろしくお願いします!!
2022.04.23 令和4年 4月 販売会のお知らせ

4月30日(土) 10時~12時頃まで 
那珂市芳野販売所(ふれあいファーム芳野) 

フェルミエ那珂主催 「いぃ那珂マルシェ」 
販売物:イチゴ(梅原農園)・フェルミエ那珂さんの新鮮なお野菜各種

2022.04.23 令和4年 5月  イベント参加のお知らせ
 
こどもクエスト番外編 キッズファーマーズマーケット
5月3日(火) 9時30分~15時30分頃まで  静峰ふるさと公園
 お野菜の先生 入江 紫織さんのお手伝いで、こどもたちと一緒に野菜の勉強や販売をします。

※詳細は静峰ふるさと公園のインスタグラムでご確認ください。

天候や仕入れ状況により、内容や販売物に変更が生じる場合がありますので、ご了承ください。
農業研究部に関するお問い合わせは、農業研究部TwitterのDMまで
2022.04.23 サイトを公開しました!!よろしくお願いします!!

お問い合わせ
contact

所在地
〒311-0114
茨城県那珂市東木倉983
茨城県立水戸農業高等学校
農業研究部
水戸農業高等学校農業研究部Twitterです。
こちらでは日々の楽しい活動を発信しています。
農研部へのお問合せはTwitterのダイレクトメールからお願いします。

私たちのつくる未来のカタチ
about us

「隠れ食品ロス」って??

私たちの生活に身近な食品ロスの問題は,SDGs開発目標12「つくる責任つかう責任」ターゲット3にあげられており,世界全体で取り組むべき課題です。日本の食品ロス数値は事業系と家庭系をあわせて612万トンあり,削減目標は2030年度までに半減(273万トン)することと設定されています。

しかしながら農業の生産の現場では、曲がっている、傷が付いているといった野菜の質が低い「規格外野菜」と、過剰生産や需要の低下といった、需給量の不一致による「廃棄」が発生していることを知りました。
こうした廃棄は流通前に行われるため消費者の目にはとまらず「畑の食品ロス」や「隠れ食品ロス」と呼ばれています。
市場に出荷できない規格外野菜の発生率は高く,年間廃棄量は200万トンにものぼるといわれています。

鉾田市 梅原農園で知ったこと

鉾田市の梅原農園に研修に行った時のことです。
イチゴの生産農家で収穫や調整作業を学ぶ中で,規格外の生産物が廃棄されている現状を知りました。
味は変わらないのに、過熟や傷,見た目の悪さなどを理由に、一日当たり平均50キロのイチゴが捨てられているのです。

この隠れ食品ロスをなくすために、私たちは活動を始めました。

コロナ禍の自粛

新型コロナウィルス感染症の拡大により,さまざまな活動が自粛・制限されることとなりました。長引く自粛生活は深刻な社会問題となっています。外食や娯楽などみんなが楽しむことの多くが自粛を余儀なくされ,地域全体に活力がなくなり,社会全体が暗くなっています。

 水戸農業高校は茨城県那珂市に所在し,地域の方々と販売会や交流会,体験学習などを通じて深く関わってきました。しかし,新型コロナウイルスの感染拡大により,さまざまな活動が自粛・制限されることとなっています。

 販売会や交流会は,生産や流通の仕組みを体験することだけでなく,地域に賑わいをもたらすとともに,地域と学校双方の魅力を発信する大きな機会となっています。

「イチゴの甘い香りをみなさんにお届けし,元気づけたい」

そこで私たちは、この課題を解決するため
SDGsが目指す持続可能な生産と消費の仕組みを作ります。
第一弾として、規格外イチゴを使った商品を開発します。
この商品の販売を通じて、コロナ禍で元気のなくなった地域に再度賑わいを生み出し、産業に貢献できる活動を提案します。

イチゴは華やかで幸せな気持ちになる食べ物ですので,活動のコンセプトは
「イチゴの甘い香りをみなさんにお届けし,元気づけたい」としました。

規格外イチゴを使った生パスタの商品開発

企画段階では,イチゴジャムやイチゴケーキなど様々な商品を考えました。
しかし,ありきたりではないかと開発は難航していました。

そうした中で「パスタ」はどうだろうか?という意見が出ました。
イチゴのパスタは誰も見たことがありません。おいしいかどうかはまだわからないけれど,意外性,希少性があり,面白いのではないかと意見が一致して,パスタを作ることに決めました。

パスタの製造では,ひたちなか市のパスタ・イオ・ジェノヴァ オーナーシェフの小原氏に相談しました。イチゴのパスタは初めての試みで,試行錯誤しながらのレシピ考案でした。

ストロベリー生パスタ完成

イチゴの風味を最大限いかすため、水分量の調節をして、ペーストを多く練りこみ、香りが際立つよう工夫しました。さらに、種のプチプチ感を残した、ロングタイプの、太い「タリアテッレ」と,細い「スパゲティ」の2種類を用意しました。

パッケージデザインも自分たちで考えました。
梅原農園×ジェノヴァ×水戸農業高校のコラボだということと,見てすぐに「イチゴだ!」とわかるようなパッケージを目指しました。とてもかわいらしく好まれるデザインができたと思います。 お客様からもパッケージの良さは好評でした。

地元那珂市のみなさんとともに

まず私たちの活動を理解し、賛同してくださるパートナーを探しました。
地元那珂市でSNSを駆使し農家さんをフォローしている,「かつぎや 入江商店」の入江 紫織さんが,興味を持ってくださいました。

入江さんの計らいにより、那珂市芳野販売所の敷地で、定期的に開催されている「いぃ那珂マルシェ」に参加させていただくことになりました。初めての販売は令和3年4月,数量限定で並べていただきました。用意した個数は即完売しました。

来てくださったお客様をはじめ,那珂市や近隣地域の農家と飲食店で組織する「フェルミエ那珂」のみなさんや、那珂市役所のみなさんと交流を深めることができました。

地元百貨店での販売会

地元の百貨店でも販売会を行いました。
イチゴを練りこんだ生パスタは珍しく,多くの方が足を止めてくださいました。こうしたお客様に規格外イチゴの現状や、SDGsについて,おひとりおひとり説明をし,活動について知っていただくことができました。

お客様が「畑の食品ロスのことは知らなかった。取り組みが素晴らしい,がんばってね!!」と声をかけてくださり,とても励みになりました。

百貨店での販売は大好評で、期間内に用意した生パスタはすべて完売しました。

「#イチゴ生パスタ」「#みんなのレシピ運動」

購入してくださった方から匿名で,パスタの写真やレシピの提供がありました。
おいしそうなレシピは見ているだけで元気な気持ちになります。
この「#イチゴ生パスタ」「#みんなのレシピ運動」で,たくさんの方と情報を共有しあい,つながることができました。

応援のファンレターもいただきました。うれしくて幸せな気持ちになりました。

高校生の広報活動

私たちの活動に興味を持ってくださった、テレビ局、各種新聞社、ラジオ、雑誌などのメディアが取り上げていただきました。
こうしたメディアでの掲載が引き金となって,SNS上でも,情報が拡散していきました。

販売会では,多くのお客様から「テレビみたよ」「新聞を読んだよ」とお声をいただいています。
また電話やメールでの問い合わせもメディア経由が多く,広告の重要性をあらためて感じるとともに,私たち高校生が持つブランド力についても価値があることを理解しました。

思いを紡いで 持続可能な社会の実現へ

SDGsが目指す,持続可能な生産と消費の仕組みを作るために,規格外イチゴを使った商品を開発しました。
「廃棄をなくしたい」「新しい価値を創造したい」「地域を盛り上げていきたい」といった賛同者全員の思いを,ひとつにつなげることができました。

生産者,加工業者,販売店,飲食店,行政,メディアのみなさんの協力に感謝するとともに,今後はこの連携をさらに拡大,強化し,地域にもっと還元していきます。

私たちができることを

令和3年10月に東京銀座の「イバラキセンス」へ出店しました。
茨城県の魅力と未来への思いが詰まったこの商品を,タレントのLiLiCoさんと全国にPRさせていただきました。
コンセプトに賛同してくださった東京ハーヴェストさん「#捨てないをはじめる」のみなさん、参加させてくださりありがとうございました。

令和4年2月には、那珂市役所のみなさんのご厚意で、「イバラキセンス」に一緒に出店させていただきました。那珂市のみなさん、ありがとうございました。

これからも賛同してくださるパートナーを増やしていき、いろいろな企画を通じて連携を深めていきたいです。
そして、茨城県、那珂市や近隣市町村、メディア、企業のみなさんがもっともっと元気になるように、さらなる賑わいの創生をしていきたいと思います。

みんなの夢をかなえる

販売会で多くの企業と協働したことで,「ぜひ水戸農業高校生にうちで働いてほしい」「高校生のインターン先として受け入れたい」と声をいただくようになりました。
そして部員が実際に就職することになりました。
部活動を通じて、販売の楽しさを知り、自分自身の夢の実現につながったのです。

これからも地域に求められる人材となり、企業と地域と私たち、それぞれにメリットのある関係を築いて、誰かの善意に頼らない経済的に独立した仕組みを提供していきます。

私たちのつくる未来のカタチ

捨てられてしまうものに価値を見出し,生産者と消費者をWIN―WINの関係で繋げることで,持続可能な社会の実現にさらに貢献していきます。

これからも応援よろしくお願いします。
水戸農業高等学校農業研究部Twitterです。
こちらでは日々の楽しい活動を発信しています。
農研部へのお問合せはTwitterのダイレクトメールからお願いします。